屋根の防水塗装工事について
今回は弊社の実績として最も多い屋根工事の中で、「防水塗装工事」についてお話しさせて頂きます!
こちらの工事では「防水加工」と同時に屋根の「塗装工事」を合わせてご依頼されるお客様が多いため一括りに呼ばせていただいております。
防水工事のみ、塗装工事のみでのご依頼もありますが今回は順に合わせてお話しさせて頂きます。
防水工事とは
防水工事とは、雨から建物内に水が浸透するのを防ぐための工事のことです。この工事を行うことで水の影響による劣化を防ぎ建物をより長く保つことができます。
屋根は屋根材の下に下地があり、その部分が防水機能を果たしています。下地は屋根材と同じくらいの耐用年数(20〜50年)ですが、天候や災害の影響で防水効果は薄れてきてしまうため、下地の一部または全張り替えを行う工事が必要となります。
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施工方法
防水シート(ルーフィング)を使用し、防水加工を行っております。
◾️屋根材を外す
◾️屋根の形状に合わせて防水シートを隙間なく貼り合わせる
防水シートの種類
種類 |
メリット |
デメリット |
アスファルトルーフィング |
・費用が安い ・止水性が高い |
・耐久性が低い ・透湿性が低いため野地板が結露しやすい |
開始つアスファルトルーフィング |
・耐久性が高い ・止水性が高い |
・アスファルトルーフィングより費用が高い ・透湿性が低いため野地板が結露しやすい |
基材不織布ルーフィング |
・破れにくく耐久性が高い ・柔らかく施工しやすい |
・アスファルトルーフィング/基材不織布ルーフィングより費用が高い |
粘着ルーフィング |
・重ね貼りに向いており、カバー工法に最適 ・防水性が高い |
・費用が高い ・非透湿性なため湿気が逃げにくい |
高分子系ルーフィングシート |
・破れにくく耐久性が高い |
・耐用年数を過ぎると効果するため破れやすい |
透湿ルーフィング |
・透湿性が高い ・耐久性が非常に高い |
・費用が安い ・高い施工技術が必要 |
塗装工事とは
塗装工事とは、屋根材の上から再度塗料を塗り外観を含め屋根の状態を綺麗に保ち劣化を防ぐ工事のことです。
屋根の塗装が剥がれていたり塗料が乾燥してひび割れている場合、その隙間から雨が浸透し雨漏りにつながる可能性が非常に高いため、劣化防止のためにも塗装工事は重要となります。
施工方法
屋根の状態に応じて汚れの清掃から行っていきます。
◾️高圧洗浄を行い、汚れを洗い流す
◾️苔などのこびりついた汚れがある場合、ケレンがけを行う
◾️下塗り
◾️中塗り
◾️上塗り
塗料の種類
種類 |
メリット |
デメリット |
アクリル塗料 |
・費用が安い |
・耐久性の短い ・耐用年数が3〜5年 |
ウレタン塗料 |
・塗膜の光沢が良い ・付着性が高い |
・光沢保持率が悪い ・耐用年数が約6〜8年 |
シリコン塗料 |
・耐久性が高い ・費用が安い ・紫外線に強く防汚性が高い |
・アクリルシリコン塗料より費用が高い ・耐用年数が約10〜13年 |
フッ素系塗料 |
・長寿命の塗膜効果を発揮 ・メンテナンスの手間が少ない ・耐用年数が約15〜20年 |
・費用が高い |
遮熱塗料 |
・熱を浸透させにくい ・夏の暑さ軽減 ・耐用年数が約15〜20年 |
・費用が高い ・遮熱性が高くなりすぎると冬場は柳生が暖まりにくい |
断熱塗料 |
・断熱材効果が高い ・熱を通しにくく、逃しにくい ・耐用年数が約15〜20年 |
・費用が高い ・既存の屋根材に効果がある場合、この塗料は効果はあまりない |
まとめ
屋根の防水塗装工事は劣化の補修、さらに屋根の寿命を長く保つためにも重要な工事となります。ご自宅がある地域の環境や気候、強化したい機能を考慮した上でさまざまな効果を発揮する塗料を選ぶことができるため外観だけでなく機能性にも着目して選ぶと良いかもしれません。
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