◾️『ローラー塗装と吹き付け塗装のメリット/デメリット』について

 

今回は外壁塗装における『ローラー塗装と吹き付け塗装のメリット/デメリット』についてご紹介!


外壁の塗装工事では、外壁材や外壁の形状に応じて塗装時に使用する道具も変わってきます。
塗装箇所に応じた道具の紹介と、それらの塗装方法における特徴を合わせてご紹介させていただきます。

 

目次:

  1. 道具の紹介
  2. 各塗装道具のメリット・デメリット
  3. モルタル外壁を再現できる!?
  4. 最後に

 


 

1.道具の紹介

塗装工事で主に使用されている道具を、多い使用順にご紹介させていただきます。


◾️ローラー:塗装工事全般で主に使用される道具


使い方:スポンジ状のローラーに塗料を含ませて塗装
→『ローラー塗装』『ローラー塗り』とも呼ばれています

 

◾️刷毛(ハケ):塗装工事時、ローラーでは届かない細かい箇所を塗るための道具


使い方:塗料に刷毛をつけ込み、余分な塗料を落としてから塗装
→『刷毛塗り』とも呼ばれています

 

◾️スプレー(吹き付け):塗料が入った機械を噴射させることで塗装を行う道具

使い方:塗料を吹き付けて塗装

→『吹き付け塗装』とも呼ばれています

2.各塗装道具のメリット・デメリット

【ローラー塗装(ローラー塗り)/刷毛塗り】
スポンジ状のローラーや刷毛に塗料を含ませ、塗っていく方法

メリット
全体的な塗装面積が比較的小さい場合、小回りが利くため施工効率が良い
塗料とローラーのみの持ち運びで塗装できるため、身動きしやすく施工率が良い
あまり周囲に飛び散らないため、養生が最低限で済む
あまり周囲に飛び散らないため、塗料が無駄にならない
後片付けが楽
近隣との建物の距離が近くても、塗料による周りへの影響があまりない
面積が広い外壁や屋根を塗る場合でも、比較的短時間で塗装できる
厚塗りに適応している
デメリット
広範囲を塗装する際は、手作業となるため工数がかかる
施工効率は良いが、吹き付けよりは施工時間がかかる場合がある
ローラーパターンが付く
自由にローラーで塗料を伸ばせるため、しっかり塗装しないと標準塗布量が確保できない(塗料の厚み)
塗る人によって仕上りが異なる場合もある
施工箇所によりローラーの種類を使い分ける必要がある

<仕上がりの特徴>
一色を塗装する以外にも、意匠性の高いデザインに仕上げることが可能
- 凹凸のある外壁で、ベース色を塗装後、毛が短いローラーで軽く押し当てるように別色の塗装をおこなうと、ベースカラーがランダムに見え隠れしたデザインに仕上げられる

 

【吹付塗装/スプレー塗装】

機械を使い”空気の力を利用”したり”塗料を直接加圧”することで、粒子状にし、塗装部分に吹き付ける方法

 

メリット

広い範囲を塗装する際は、非常に便利

ローラー塗装に比べ、人工代が抑えられる

作業スピードが圧倒的に早い

ゆず肌状(塗装表面に柚子の皮のように小さな凹凸ができる現象)の仕上がりとなるため、汚れが堆積しにくい

均一な膜厚が形成されるため、塗膜厚による熱損失が生じにくい

準備や移動に時間がかかるが、塗り始めれば早い

外壁に様々な模様をつ受けることが可能

 

デメリット

専用の機器がないとできない

一人での作業には向かない(人工がかかる)

周りに飛び散るため、養生は塗装箇所を囲って設置する必要があり大変

一定のスピードで動かさないと塗料の濃淡や塗りムラができる

機械の騒音が気になる場合がある

風の影響を受けやすい

ローラーに比べて、塗装機器の洗浄が大変

 

<仕上がりの特徴>

より大きめであらいデザインに仕上げることが可能

- 目の細かいモルタル外壁に対し、骨材と塗料を混ぜたものを吹き付けて塗装を行うことであえてあらめのデザイン性に仕上げられる

[リシン]細かい凹凸

[ボタンタイル仕上げ]粗い凹凸

3.モルタル外壁を再現できる!?

- 劣化状態の把握と補修について

どの工事を行う上でも必要となるのが、現状の劣化状態の把握です。

 

外壁における劣化で多く見受けられるのが、『ひび割れ』です。

ひびが入ってしまっている場合は「クラック補修」という補修工事を行う必要があり、塗装だけでカバーできない劣化状態であれば、外壁の基礎部分まで劣化が及んでしまう可能性があるため重要な補修工事となります。

 

また、クラック補修という施工はシーリング材を打ち込み補修を行うため、どうしてもシーリング跡が目立ってしまいます。

そのため塗装工事と合わせて施工することが多いです。

 

クラック補修:補修後

 

- クラック補修後の塗装工事について

一般的に、クラック補修後はローラー塗装で仕上げることが多いです。色を統一させるだけであればローラー塗装でも全く問題なく仕上げることが可能です。

 

ここでは、元の外壁が『モルタル外壁』で細かい凹凸のある外壁材の場合に、より再現性を高めて仕上げる修復方法についてをご紹介させていただきます!

 

- モルタル外壁の再現性の高い塗装仕上げ

再現性を高めるには、「吹付塗装」と「ローラー塗装」の2つの方法を組み合わせて仕上げることでモルタル外壁のデザインを作り上げることが可能となります。

 

<修復方法>

・施工前:修繕箇所

 

・塗装①:吹付塗装

吹付塗装の特徴でも紹介のある「骨材と塗料を混ぜたもの」を使用し、あえて初めに吹き付けておくことでモルタルの特徴である凹凸を再現します

→あらめのデザインを作り上げる

※吹き付けだけではまだらな状態

 

・押し付け:ローラー押し付け

既存の外壁を仕上げる工程と同様に、吹き付けた塗料が完全に乾く前にローラーで押し付けて外壁表面のデザインを仕上げていきます。

 

・塗装②:ローラー塗装

吹付塗装が乾いたら、仕上げに下地と同色の塗料を使用しローラー塗装で全体的に色付けを行います

※通常の3回塗装(下塗り〜上塗り)で仕上げます

 

・完工

このように吹付塗装とローラー塗装を組み合わせて塗装を行うことで美観も保ちつつ外壁塗装を仕上げることができます!

4.最後に

今回は、「ローラー塗装」「刷毛塗装」「吹付塗装」の違いと特徴、そしてそれらの特徴を生かした塗装仕上げについてご紹介させていただきました!

 

一般的な外壁塗装はローラー塗装で行うことが多いですが、『デザインを入れたい』などのご要望がある場合はご希望や用途に合わせて施工方法を検討してみると良いかもしれません。

 

弊社ではお見積りから点検・現調・ご相談まで無料で承っております!

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